うつ病で公務員を退職してからの就職活動

うつ病で公務員を退職してからの就職活動

 

今年30歳を迎える男性です。ふとした縁がきっかけで、昨年の春にとある不動産仲介業社に就職し、1年が経ちました。

 

大学卒業後

 

私は大学卒業後、新卒として地元の役場に就職いたしました。就職当時はかなりの不景気であり、公務員を希望する大学生が多いということもあり、就職試験はかなりの難易度になりました。

 

倍率も10倍を優に超えていましたが、猛勉強の結果何とか公務員試験に合格いたしました。

 

ただ、実際に働き始めて分かったのですが、地元の役場は、部署間で仕事量と精神的負担度にかなりの差があり、私は運悪くその中でも居住環境に関するあらゆる苦情を受け付け、処理するという部署に配属されました。

 

ベテラン職員でさえ敬遠するその部署に、新卒の私がいきなり配属され、苦情の矢面に立たされたというのも、今考えるとおかしな話ですが、これが働くということだと自分に言い聞かせ、3年間、必死に頑張りました。

 

結果、うつ病を発症しました。かなり重度であり、公務員として勤務を続けることは難しと考え、役場は退職いたしました。

 

うつ病で退職してから

 

その後、数年かけてうつ病を治し、かなり症状も軽くなったため、28歳から再び就職活動を開始いたしました。

 

本来は外交的で接客業が好きなので、1年ほどは家電量販店にて、主にエアコンなどを説明し販売する職場で派遣社員として働きました。

 

その間も、一生の仕事として正社員として働ける職場を求め、就職活動も継続していました。そんな折、中学時代の友人が不動産仲介業の会社を始め、その応援スタッフを募集しているということを耳にし、その友人に連絡を取りました。

 

友人と実際に会い、業界についての詳細な話を聞きました。疑問点はすべて聞きました。

 

話を聞くまでは、不動産業というば宅建の資格が必要、というイメージしかありませんでしたが、必ずしも宅建の資格を所有している必要もなく、むしろコミュニケーションスキルであったり、フットワークの軽さが求められるということを知りました。

 

話を聞けば聞くほど興味がわき、働いてみようという意思が強まりました。その友人はスタッフ増員目的でハローワークにも求人を出しているということで、地元のハローワークへ行きました。

 

ハローワークで担当していただいた職員の方からも、不動産業界で働くことのアドバイス、注意点などをいただくことができました。その後、所定の手続きを通し、友人の会社に正社員として採用されました。

 

中途採用の場合

 

私のケースは多少変則的かもしれませんが、中途採用を希望する場合は、とにかく人脈を駆使し、スタッフ募集の情報を仕入れることが必要だと思っています。

 

また、中途採用ではある程度社会人経験を積んでいることが前提となっているため、即戦力としてのスキルを求められることが多いようです。

 

私の場合、事情をよく知っている友人が会社内でも面倒をみてくれたため、ある程度不動産についての知識や慣習を学べる時間がありましたが、それでもかなり苦労しました。

 

私のように、何らかの事情で一度社会人としての枠組みから外れた人間にたいしては、社会はそれほど優しくありません。

 

まして、うつ病など精神疾患で離職した経歴があると、なかなか正社員としては雇ってもらえません。

 

働けない状態が長引けば長引くほど、不安は高まり、将来に対して悲観的になってしまいがちですが、焦る必要はありません。

 

私はそういった時期、「これだけは絶対に負けない」という知識なり専門分野を身に着けようと、非常にゆっくりですが勉強をしました。

 

例えば不動産業界に就職を目指すなら、宅地建物取引主任者を持っていると非常に有利です。

 

また、不動産仲介ではリフォームの話がついて回るため、インテリアコーディネーターの資格を取得していると、役立つことが多いです。

 

他に狙い目の資格として、福祉住環境コーディネーターがあげられます。1級から3級まであり、3級や2級は独学でも取得可能なことから、取り組みやすい資格ともいえます。

 

これから高齢化社会を迎えるにあたり、高齢者の住環境を考慮した住まい作りやリフォームを行う際、専門家の見地からアドバイスができるため、将来性は抜群にある資格ともいえます。フ

 

ァイナンシャルプランナーの取得も役に立ちます。こちらも3級から試験があり、独学でも合格可能です。

 

不動産購入に際し、お客様の住宅ローン購入へのアドバイス、人生設計などについても金銭面からアドバイスできるようになり、他の仲介業者と差別化を図りつつ一段上のサービスを提供できます。

 

焦る必要はありません

 

一度社会人としての枠組みから外れたからと言って、焦る必要はないと思います。

 

むしろ、自分自身のスキル向上の機会を与えられたと思って、前向きにとらえてもいいと思います。焦らず、自分の能力が生かせるような業界を調べること。

 

そして、その業界で生かすことのできる資格取得に向けて、ゆっくり勉強すること。「天は自ら助くる者を助く」とは、私の大好きな格言です。腐らず努力し続ける人間には、運も味方をするようです。


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